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少し風変わりなホテルを紹介します

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G.CRAFTのコラム

少し風変わりなホテルを紹介します

こんにちは。神戸でこだわりの注文住宅を建てるならG.CRAFTの設計吉川です。

 

ここ数年、コロナ禍の影響もあって大ブームとなっているグランピングですが、

グランピングの火付け役 星野リゾートが次のプロジェクトとして「監獄ホテル」を発表しました。

奈良県にある国の重要文化財「旧奈良監獄」をホテルにイノベーションするそうです。

古い監獄をホテルにイノベーションするというのは、海外ではいくつか事例があるのですが、日本では初の試みなのだそう。

 

ここで少し「旧奈良監獄」について説明します。

奈良監獄は、監獄施設の近代化を目指して1908年(明治41年)に誕生した監獄で、日本最古の刑務所です。

1908年というと今から100年以上前ではありますが、それまで日本には現在のような形の刑務所はなく牢屋や徒刑場に罪人は収監されていました。

明治になって海外から日本に外国人がやってくるようになると、日本もしっかりとした法治的な近代国家である

ということを海外に見せ、監獄施設も欧米に習ったスタイルで・・・と建造されたのが奈良監獄。

この「監獄の近代化」という制作はアジアでも注目され、中国などから視察が訪れていたのだとか。

そして建設から2年後の1910年には、当時定員650名の収容人数が一時935人にもなりました。

正面には存在感のある赤レンガ造りでロマネスク調の正門がそびえ、放射線状に独房が並んだ建物の形は

まさに西洋の刑務所のスタイルですよね。

 

 

しかし2016年に耐震性への懸念や老朽化で、閉鎖することとなりました。

その後2017年に国の重要文化財に指定され、2019年には資料館として一般公開もされていましたが

重要文化財の保存のために膨大な金額がかかることもあり、宿泊施設として活用する案が浮上したということです。

独房をいくつか繋げてラグジュアリーな客室にするとのことですが、

監獄の雰囲気や当時の設備をどのくらいまで活かしていくのか??

建物は 2025 年 12 月末(予定)まで改修工事を行っているためオープンはまだ先になりそうですが完成が楽しみです。